2013年 10月 18日

フォルヒに惚れた?

この夏私は、北アルプスにある双六岳という山に登ってきました。その模様はもう一つのブログ 季節(いま)を求めて に「北アルプス・双六岳登山記」として掲載中です。

その北アルプス熱も冷め、「芸術の秋」になったせいか、なんだかんだいって毎日ギターに触れる日が続いています。

で、先日ある楽器屋さんを訪れたとき、ちょっと惚れっちゃったんですよねえ、あるギターに・・・。



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その楽器屋さんはいわゆるチェーン店で、結構あっちこっちにあるお店です。
ギター売り場に向かうと、こんな風に整然とギターが並んでいました。

本来私が注目していたのは、モーリスという日本のメーカーの S-92 というギターでした。

あの南澤大介さんが「ソロギターのしらべ」シリーズで主に使っている S-121sp(南澤カスタム)の半手工モデルなんですよ。だから南澤大介さんのギター演奏に惚れた人は S-92 に憧れるんですよねえ。
ちなみに販売価格は 16,8000円~180,000円ほどです。

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でも私がその楽器屋さんで惚れたのは S-92 ではなく、 Furch というメーカーの G23-CRCT というギター。

一目見て「美しいギターだなあ!」と思ってしまった。いわゆる一目惚れでしょうか。

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Furch なんていうギターメーカーはつい最近まで全然知らなかった。ちなみに Furch と書いて「フォルヒ」と読ますようです。知らなきゃ読むことすらできないって感じですね。

で、最近購入した岡崎倫典(りんてん)さんの フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集 永遠のメロディ20 の中で彼が愛用しているギターのうちの 1本ってことでその存在を知ったのだ。
倫典さんはこう批評述べている。

このギターの魅力を挙げるなら、そのコストパフォーマンスでしょう。「この価格にしてこのグレード」・・・価格帯から見ると、群を抜いているように思います。

そしてネットで調べてみたら、岡崎倫典さんだけじゃなく、岸部眞明さん、中川イサトさんも Furch のギターを愛用しているというではありませんか。
要するに私が敬愛しているソロ・ギタリストたちみんなに評価されているといっても過言ではないわけですよ!

ギターっていうとマーチン(マーティン)にしてもギブソンにしてもアメリカのメーカーが多いが、このフォルヒは中部ヨーロッパのチェコのメーカーで、まだ創業してから 32年しか経っていない。
しかも日本で正式に売られるようになったのは 2003年・・・つまりわずか 10年前からだというのだから、私が知らないのも無理はない。

ちなみに私が楽器屋さんで見たのは G23-CRCT というギターで、23 がシリーズ名を表している。
23シリーズはフォルヒの代表的なシリーズです。

で、最初の G がボディーサイズを表している。
G はグランドオーディトリアムのことで、これは小型の OM と大型のドレッドノートの中間サイズにあたる。

CRCT のうち最初の2つが材質を表していて、トップがシダーで、サイドとバックがローズウッドという意味。
で、最後の CT はカッタウェイモデルという意味です。

フォルヒの 23シリーズにはスプルース&ローズという組み合わせのものもある。しかし 新岡ギター教室さん によると、シダーの方が音に深みがあってフィンガー奏法に向いているという。

つまり今の私の演奏スタイルにはシダー&ローズがぴったりってことになる。

ボディーサイズに戻ると、先ほどの 新岡ギター教室さん の説明によると、

       ボディが厚みがあって大きいと低音が出て伴奏に向く
       ボディが薄くて小さいとメロディーが引き立つ

ということなんで、ドレッドノートギターは歌の伴奏などに向いて,OMクラスのボディはソロギターに向いているということになっている。

つまり今の私の演奏スタイルには OM の方が向いているってことになるわけですね。

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しかし現在私が所有している S.Yairi は典型的なドレッドノートギターである。ここから一気に OM サイズにサイズダウンしてしまうと違和感を覚える可能性がある。

それに長年ドレッドノートギターである S.Yairi の音を聞いている私には OMだと低音が物足りなく感じる恐れもある。
しかしドレッドノートだとメロディーが引き立たない。

その点でグランドオーディトリアムモデルはその中間サイズということで、OMのよさとドレッドのよさを兼ね備えたモデルであるといえる。
つまり今の私にはグランドオーディトリアムモデルがぴったりってことになる。

というわけで、私が楽器屋さんで出会った G23-CRCT はフォルヒのラインナップの中でも、サイズ的にいっても材質的にいっても、私にとって理想的なもの・・・なわけですよ。

それと偶然出会った。
そして一目惚れした。

運命的なものを感じますね。





これはカナダの超絶ギタリスト Antoine Dufour(アントワン・デュフォー)さんの演奏。

この人が主に使用しているギターは「ストーンブリッジ」というギターで、これこそが他ならぬフォルヒのアメリカ/カナダ向けブランドなのだそうだ。

こんなの見てしまうと、余計惚れてしまいそうだ!

ただ、G23-CRCT の販売価格は 21万円。高い!モーリスの S-92 と比べても 3万ほど高い。
それに元々数が出回っていないということで、扱っている店舗も少なく、つまり値引は期待できない。

そんなわけで、簡単に「よっしゃあ~!」という気にはなれないでいます。

まあ「まずは弾いてみることですよ」と言われそうですね。
これは女性にたとえると「まずは抱いてみることですよ」ってことになりますかな?女性の皆さんには顰蹙(ひんしゅく)を買いそうですけれど・・・。

てなわけで今回は徒然と。
まあ恋ってこんなもんでしょう・・・。

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by J_minor | 2013-10-18 07:52 | ギター&音楽グッズ | Comments(8)
Commented by アルペジロー at 2013-10-27 08:55 x
動画を見て思いましたが、このようにクラギチックに構えるにはやや小ぶりなギターの方が良いでしょうね。私は構え方が未だに定まらないですが。。
Commented by J_minor at 2013-10-27 17:33
アルペジローさん、こんにちは。

> このようにクラギチックに構えるにはやや小ぶりなギターの方が良いでしょうね。

なるほど、そういえばドレッドノートなどはこういう構え方はやりにくいし、そもそもあまりいませんね。

ちなみにモーリスのS-29もGタイプの大きさのようですね。
Commented by アルペジロー at 2013-10-27 23:17 x
S-92はドレッドより小ぶりですね。
それに凄く軽いのでどんな構え方をするにしてもとても楽です。
Commented by J_minor at 2013-10-28 07:52
アルペジローさん、こんにちは。

> S-92はドレッドより小ぶりですね。
> それに凄く軽いのでどんな構え方をするにしてもとても楽です。

今のギターがドレッドだから、フォルヒを買うにしてもS-92を買うにしても、すごく軽く小さく感じると思いますよ、私の場合。
逆に違和感覚えないのかなあ・・・という不安もあります。何しろ35年ぐらいドレッド一筋だから・・・。
Commented by アルペジロー at 2013-10-28 08:07 x
違和感覚えたとしてもすぐ慣れてしまうのではないでしょうか。
違う大きさの車に乗り換えた時ってしばらく違和感ありますが、慣れるとそれが当たり前になります。ギターも似たようなもんじゃないかと(^^;
Commented by J_minor at 2013-10-29 07:22
なるおど。おっしゃるとおりかもしれませんね。

いずれにしても早くほしいです! 新しいギターを買うのなんて、20代のとき以来ですからねえ・・・。
Commented by アルペジロー at 2013-10-29 08:28 x
なんか他人事ながらワクワクしますね(^o^)
Commented by J_minor at 2013-10-29 18:09
アルペジローさん、こんにちは。

> なんか他人事ながらワクワクしますね(^o^)

いいギターに巡り合いたいですね。私もわくわくしています。
ただ、貧乏人には20万円前後するギターを買うのはとても勇気がいります(苦笑)。


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