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2013年 11月 21日

購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか

ギター好きの皆さん、こんにちは。Kamakura Guitar の J minor(ジェー・マイナー)です。

ブログ村のアコギ・カテゴリーに参加しています。5月20日に開設して以来着々とネタが増えているせいか、ここのところ結構いいところにつけています。
現在の順位はこんな感じ です。

ここのところ「フォルヒ」ばかりをブログのネタにしているせいか、Yahoo! で「フォルヒ」を検索させたら、うちが9番目に引っかかったりした。

        1. フォルヒ(Furch) - Studio-M
        2. フォルヒ - Wikipedia
        3. チェコ産 Furch(フォルヒ)のご紹介 - 音泉Do??
        4. フォルヒのオークション検索結果(3件)
        5. 輸入ブランド アコースティックギター Furch Guitars フォルヒ 一覧 ...
        6. FURCH(フォルヒ)購入初日の音 - YouTube
        7. Furch Guitars - Top Quality Instruments - このページを和訳
        8. フォルヒG23CR
        9. フォルヒに惚れた? : Kamakura Guitar

こういうのは何気に嬉しいですね。

というわけでとうとうドルフィンギターズ 恵比寿店でフォルヒ G23-CRCT を購入してしまった私。
早速部屋でじっくりと弾いてみました。その感想は?



購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか_f0281844_17493543.jpg

というわけで、とうとうフォルヒ G23-CRCT(右側)が我が家にやってきました。

正直 20代のときには安いクラギを買ったり、エレアコを買ったりしたこともあったのだが、いつの間にかそれらのギターはなくなっていて、あとはずっと左側に置いてある S.Yairi YD-306(当時12万円)を使い続けてきた。

だから最近の私は YD-306 の音しか知らない人間なのだ。
そんな人間が、いつも YD-306 の音を聞きなれている自分の部屋でフォルヒ G23-CRCT の音を聞いてどう感じるのか・・・。

購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか_f0281844_174959100.jpg

というわけで早速ケースから取り出してまずはチューニング。

ペグ(シャーラーのゴールド)が新しいせいか、実に気持ちよく回る。
っていうか、S.Yairi YD-306 のペグはもう古くて油が切れているような音を立てつつ回りますらかねえ。当然か。

で、弾いてみる。

おお!やっぱり素晴らししい音だ!深みがある!なんだろう、この音は!
S.Yairi YD-306 との差をはっきりと感じる。

さっきも書いたとおり 20代のときには安いクラギを買ったりエレアコを買ったりしたこともあったが、あとはずっと S.Yairi YD-306 を使い続けている。っていうか、 YD-306 以外の音を聞いたことがない。

ゆえにギターの音色の違いを実感したことが最近(って、もう何十年も)なかった。
だから正直音の差を感じられるかどうか自信がなかった。

でもこれはもう、はっきりと差を感じます。多分ギターに興味がない人が聞いても分かるだろうと思いますよ。
そのくらい明確な差がある。

購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか_f0281844_17501073.jpg

そういえば昔、私のギターの先生であるTY氏はマーチン(マーティン)を 2~3台持っていた。
しかし 20代の当時、そのマーチンの音を聞いても特に「美しい音色だ」とは思わなかった(思っていたら無理をしてでも買っていたはずだ)。

そんな私でもフォルヒ G23-CRCT の音色には素晴らしさを感じたのだ・・・。

購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか_f0281844_17502445.jpg

S.Yairi の YD-306 は、いわゆる「スプルース&ローズウッド」というアコギにとっては定番の組み合わせだ。
一方フォルヒ G23-CRCT は「シダー&ローズウッド」という組み合わせになっている。

「スプルース&ローズウッド」はアコギの王道を行く組み合わせで、しゃきっとしたスチール弦らしい切れ味のある音が出るという。
一方「シダー&ローズウッド」は倍音の厚みがあり深みのある音色がするという。ある意味クラシックギターっぽい音色と言ってもいいかもしれない。

実際そんな差を感じる。それもはっきりと感じる。
正直ここまで明確に差を感じるとは夢にも思わなかった。

ネットの情報ではそういう音の特徴を以前から知ってはいたものの「はたして自分にその違いを感じる能力があるのだろうか」と疑問に思っていただけに・・・。




やさしさに包まれたなら(南澤大介)


そういえば南澤大介さんの演奏を YouTube で初めて聞いたとき、「スチール弦じゃなくてナイロン弦で弾いているに違いない」と私は勘違いしたものだった。
これは当時の私が「スプルース&ローズウッド」の組み合わせの S.Yairi YD-306 の音しか知らなかったせいだと思いますよ。 YD-306 じゃ絶対こんな音出ないから・・・。

それにつけても、ここまでフォルヒの音がよく聞こえるのは何故だろう。はたして材質の差によるものだけなのだろうか。
多分多くの人がこのギターを絶賛しているのだから、そうではないのではないか。「シダー&ローズウッド」を使った「フォルヒのギター」だからこんなに深い音色がするのではないか・・・。

そういえば「新岡ギター教室」の西岡さんも「やわらかく包むようなサスティーンは本当に気持ちがいい。近年まれに見るすばらしいギター」とシダー&ローズウッド版のフォルヒギターを評していたっけ・・・。

というわけで買った当日や翌日に録音した生の音をお届けします。





まずは PPMの名曲「パフ( Puff )」のイントロの部分から(ほんのわずかリバーブをかけています)。

もうこれを弾いただけで感激しちゃったんですけれどねえ。
それがこの録音の音で伝わっているかどうか、正直疑問です・・・。

何とも甘くていい音って感じがしません?

さっき「ある意味クラシックギターっぽい音色」と書いたが、本当にそういう音色を感じる。S.Yairi YD-306 の音とは明らかに違っている。
少し前まで買う気満々だったモーリスの S-92 も表板はシダーだったから傾向は似ているのかもしれない。

ちなみにあるブログの情報によると「フォルヒの新品時の弦はエリクサーでした」とのことです。





次は「ホテルカルフォル二ア」のイントロもどき。
どうですかねえ。こっちの方がまだ音のよさが伝っているかな?

かなり酔っ払った状態で演奏しているため、演奏のクオリティーについては触れないでください(苦笑)。

ちなみに全体的にやや硬い感じの音がするのは、珍しく親指の爪が伸びているのと、アラスカピックを少し立てるようにして演奏しているためです。
あと酔っ払った状態で演奏しているため、力が入りすぎている嫌いもあったりして・・・。

これではあまりクラシックギターっぽい音色が感じられないかもしれないですねえ・・・。

他にもジブリソングの「君をのせて」とか「アシタカせっ記」も弾いたんだけれども、曲として聴くせるレベルに達してない(苦笑)。
またそのうちアップしますからお許しを・・・。

さて、「ホテルカルフォル二ア」のイントロもどきのデータを・・・。

購入した フォルヒ G23-CRCT の音はどうか_f0281844_1823748.gif

というわけで音に関しては “大いに” 気に入りました。
ただ、問題点もないではないです。

次回はそのあたりを書きたいと思っています。

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by J_minor | 2013-11-21 18:06 | ギター&音楽グッズ | Comments(10)
Commented by アルペジロー at 2013-11-21 22:19 x
PCで聞いてもS.Yairiとの違いは伝わってきますよ。なんというか艶と深みがあるというか。ちなみに30年以上前のモーリスと4年くらい前のYAMAHAを持っているのですが、S-92の弦をポロンと1回弾いただけでド素人の私でもその違いはわかります。私もフォルヒ、弾いてみたいなぁ。
Commented by J_minor at 2013-11-22 08:23
アルペジローさん、こんにちは。

> PCで聞いてもS.Yairiとの違いは伝わってきますよ。なんというか艶と深みがあるというか。

そう言っていただけると嬉しいですね♪

> ちなみに30年以上前のモーリスと4年くらい前のYAMAHAを持っているのですが、
> S-92の弦をポロンと1回弾いただけでド素人の私でもその違いはわかります。

やっぱりいいギターは違うんですねえ。 S.Yairi YD-306 の音も悪くはないのですが、いかにもスプルースの音って感じですね。

> 私もフォルヒ、弾いてみたいなぁ。

逆に私は S-92 を弾いてみたい。フォルヒ G23-CRCT との音の違いがあるのかどうか、興味津々です。
Commented by アルペジロー at 2013-11-23 00:32 x
S-92とG23-CRCTの違いはあると思いますよ。S-92は独特な音と評される方もいらっしゃるようです。本体が軽いせいか、ずっしりとした音ではないです。軽快な音というかなんというか。お店でさらっと試奏できる腕になったらいろいろ弾いてみたいとは思いますが。。。
Commented by J_minor at 2013-11-23 18:04
アルペジローさん、こんにちは。

> S-92は独特な音と評される方もいらっしゃるようです。
> 本体が軽いせいか、ずっしりとした音ではないです。

なるほど。そういえばフォルヒ G23-CRCT はボディーの割には逆に重たいイメージがありますよ。

ひょっとしたら南澤先生は好まない音なのかもしれませんね。
Commented by アルペジロー at 2013-11-23 23:23 x
>ひょっとしたら南澤先生は好まない音なのかもしれませんね。
それはわかりませんが、ソロギターを弾くときにメロディーラインが邪魔されるような感じに響くギターは使いにくいようなことを仰っていたという記事を読んだことがあります。
Commented by J_minor at 2013-11-24 07:54
アルペジローさん、こんにちは。

> ソロギターを弾くときにメロディーラインが邪魔されるような感じに響くギターは使いにくいようなことを仰っていたという記事を読んだことがあります。

ですよね。だから同じSシリーズでもコントロールしにくいギターがあるって確か言っていましたね(ベース音が強過ぎるとか)。

ある人がフォルヒ G23-CRCT はじゃじゃ馬だと言っていました。ややその傾向があるのかもしれませんよ。
Commented by コン太郎 at 2013-11-24 18:06 x
こんばんわ、ご無沙汰です^^ゞ
ブログに検索ワードで訪問してもらえると、うれしいですよね~^^
僕もアクセス解析は見るとニンマリします~♪

フォルヒの音いいですね。
独特な音!?というか、ナイロン弦の優しい音に感じます。
やさしい音なんだけど、耳の奥まで届いてくるというか、自然な残響音がいいです!
Commented by J_minor at 2013-11-24 19:17
コン太郎さん、こんにちは。

> ブログに検索ワードで訪問してもらえると、うれしいですよね~^^

本当に嬉しいですね。何かブログが一人前になったみたいで・・・。
最初の頃は訪問者数が1日15人ぐらいでしたからねえ・・・。

> フォルヒの音いいですね。
> 独特な音!?というか、ナイロン弦の優しい音に感じます。
> やさしい音なんだけど、耳の奥まで届いてくるというか、自然な残響音がいいです!

おお!あの私の下手な演奏で、そう感じとっていただけましたか!
何とも嬉しいです!

ただまだ腕の方がフォルヒに追い付いていない感じです。
1曲でもいいから、まともに仕上げたいです!
Commented by おやじベースマン at 2013-11-26 12:48 x
おお!良い音だ!!気持ちいいですね~~!
強く弾いてると仰るわりに、甘~い音色に聴こえますね。

う~~~ん、これは本当に弾いてみたいなぁ。
それに見れば見るほどハンサムなギターですね。惚れてまうやろ~!
Commented by J_minor at 2013-11-26 19:12
おやじベースマンさん、こんにちは。

> おお!良い音だ!!気持ちいいですね~~!
> 強く弾いてると仰るわりに、甘~い音色に聴こえますね。

そう、言っていただけると嬉しいですねえ。私としては精一杯無理して買ったギターだけに・・・。

> それに見れば見るほどハンサムなギターですね。惚れてまうやろ~!

美しいギターですよね。Sシリーズももちろんいいギターなのですが、少し地味過ぎる印象があっただけに、程よい美しさっていう気がします。

ただ弾きやすさの点ではSシリーズの方が上なのかな・・・という思いも少しだけあったりして・・・。


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