2017年 06月 20日

高額ギター購入への長い道のり その7 【 迷い続ける日々 】

ギター好きの皆さん、こんにちは。Kamakura Guitar の J minor(ジェー・マイナー)です。
ブログ村のアコギ・カテゴリーに参加しています。現在の順位はこんな感じ です。

ちなみにこのシリーズ「高額ギター購入への道のり」ではなく、「高額ギター購入への “長い” 道のり」です。そんなわけで、とてつもなく “長い” です(笑)。

というわけで、そんなに簡単にはゴールしません。
どうかあきれずについてきていただければ・・・と、切に願う次第です。

そんなわけで今回も 高額ギター購入への長い道のりを淡々とお届けしたいと思います。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。





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というわけで 12月の末にクロサワ楽器のお茶の水店で遂に Martin 000-18 を試奏してきた私であるが、その後ずっと迷い続けていた。

まずは普通の 000-18 を普通に(新品で)買うことに抵抗を感じていた。
普通の 000-18 だったら中古で十分だ。最初の Martin なんだし、気張らずに中古のを買った方がむしろいい気がする。

しかし私が欲しいのはモデルチェンジ後の、ネックシェイプが PA Taper になった 000-18 だ。
ところがモデルチェンジされたのは多分 2015年の夏か秋あたりだから、まだ中古がほとんど出回ってないんだ(先にモデルチェンジした D-18 は結構あるんだけれどね)。

となると、普通の 000-18 の中古を買うというのはなかなか難しいことになる。
で、000-18 の新品の販売価格は 315,900円である。

32万出す気があるんだったら、せっかく年金という軍資金も入ってきたことだし、もうちょい上のランクのギターの中古を狙うのはどうか・・・。


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そこで目を付けたのが日本限定モデルの CTM OOO Style18 Quilted mahogany だったわけです。

しかしこれ、 2014年に 25本発売されただけのモデルなんで、なかなか中古が出回らない。

それに、トップ=ベアクロウ・シトカスプルース、サイド&バック=キルテッドマホガニーが「希少な材」を使っているのは分かるとして、本当に音がいいのだろうか?・・・と、ちょっと疑問だったりもした。
「希少な材」=「音がいい」とは限らないからだ。事実ベアクロウ・シトカスプルースやキルテッドマホガニーの音が特にいいという情報はあまりネットでは見つからなかった・・・。

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次に目を付けたのが 000-18GE だった(って、見かけはほとんど変わらないけれどね。同じスタイル18 だから)。
この GE に使われている材は、トップ=アディロンダック・スプルース、サイド&バック=マホガニーだ。

アディロンダック・スプルースは戦前の Martin やギブソンのギターに使用されていた材で、当時はそんなに高級なものではなかったらしい。
しかしその後納屋や薪などに使われて乱獲されて極端に数を減らしたこともあり、現在では一部の高額ギターにしか使われていない。

そしてアディロンダック・スプルースに合うのはローズ系のサイド&バックではなく、マホガニーではないかと一部で言われている。
つまり、トップ=アディロンダック・スプルース、サイド&バック=マホガニーこそが最高級の組み合わせ・・・というわけ。
まさに 000-18GE がそうです。

ちなみに GE とは Golden Era のことで、黄金時代を表す言葉だ。
Martin社が同社の 1930~1940年を Golden Era と位置づけ、その時代のギターの復刻を目指したものだ。

その後 Martin社は更なる完全復刻を目指し、Authenticシリーズというのを作ったため、

       スタンダードシリーズ < GE < Authentic

という位置づけにはなるわけだが、Authentic が発売されるまでは GE が最上位にあったわけです。

じゃあ何故 Authentic じゃなくてGE に目を付けたかというと、これは「マホガニーのすゝめ」というホームページの マホガニー図鑑「Martin 000-18GE」④ の影響が大きかったんじゃないかと思う。

要約すると、Authentic が音の面では最上位なのは分かるとして、Authentic はあまりにも当時の仕様を完全に再現させすぎたため、使い勝手という面では犠牲になっている部分があるってことですね。

例えばアジャスタブルロッドではなく、Tバーロッドになっているとか、ネックがかなり太めであるとか。
ネックに関しては、「丸太のように太い」とか「バットのように太い」と表現しいる人がいるほどでしたからね(私がいわゆるビンテージものの Martin に惹かれない理由もここにあります)。

フォルヒ G23-CRCT でネックの太さには懲りた私・・・。
いくら音が良くても演奏しにくいネックじゃ困ります(まあ GE も決して細いわけじゃないみたいだけれども)。

というわけで、もちろん価格的なこともあって Authentic よりも GE ・・・ってことになるわけだが、この 000-18GE、現在ではもう生産されてないようだ。だから新品は売ってない。
まあ売っていても新品じゃ高くてとても買えないけれども(爆)。

しかし中古の方もほとんど出回らない。たとえば 1月の時点では関東圏には 1本もなかった。

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ええい!だったら OM-28 Authentic 1931 はどうだい!あの新岡さんが「新品のすべてのギターで生音はこれが最高峰!」とぶっこいたモデルだ。
ちゃんと東京のクロサワに中古が売ってるぜ。

「だからネックが太いんだって!」
「それがなんだっつ~んだよ!音がよければいいじゃん!」
「ヘッドに “Martin” ってロゴが入ってねえじゃん!ニセモノじゃねえの?」
「それがオーセンティックだっちゅーの!」

いかん。理性を失っている・・・。
そもそもこれ、中古でも 65万円だぞ・・・。

そんなわけで毎日のように クロサワ楽器や J-Guitar で在庫を確認する日々が続いていた(こんなに熱心に毎日チェックしたことは、かつてない)。

せっかく購買意欲はかつてないほど盛り上がっていたのに、理想的なギターがないんじゃ話にならないではないか。
というわけで、悶々とした日々が続いていた。

結局、普通の 000-18 が PA Taper で弾きやすいのは分かっていたものの、普通の 000-18 を普通に(新品で)買うんじゃ、何かつまらない。
かといって GE や Authentic が、トップ=アディロンダック・スプルース、サイド&バック=マホガニーで最高級の組み合わせなのは分かるものの、私が求めている演奏性に難あり・・・ってところに問題があったわけです。

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そこで私は考え方を変えることにした。

何も Martin は 2本以上買ってはいけないという厳しい法律があるわけじゃない。
1つの考え方として、「 1本を買うんじゃなく 2本買うんだ」という気になるのはどうだ?

つまり 000-18GE は中古が出るまでのんびりと待つのだ。

だったら今回はいっそ(普通の) OM-28 を買うのはどうだろう?
じつは OM-28 もごく最近モデルチェンジをし、ネックが PA Taper になっていたのだ! Authentic と違って演奏性に関しては問題ない。

スタイル28 だからサイド&バック=ローズウッドだし、OM だから D と同じロングスケール(645mm)なのだが、逆にそこが(いずれ買うかもしれない) 000-18シリーズとの違いになって面白い(かぶらない)。

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あと単純にいってこの、ヘリンボーン・バインディングに昔から憧れているってこともある。000-18 は少しデザインがシンプルすぎるんでね・・・。
このあたり、私は大変ミーハーです(笑)。でも見た目も大事でしょ?

こうして OM-28 に決めたことですっきりとした気分になった。
もちろん 000-18 との弾き比べはするから 000-18 になる可能性はあるけれど、こうして私はとりあえず自分の気持ちを落ち着かせることに成功したのだ。

すいません。このシリーズ、こんな調子で、 “ひたすら” 続きます・・・。
大丈夫です。最後には “何か” は買います(爆)。
どうかあきれずに、暖かい目で見守ってやってください(ソロギターの方も 2~3曲はストックがありますから、そのうちにやりますよ~)。

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by J_minor | 2017-06-20 16:46 | ギター購入記 | Comments(10)
Commented by sasunsasun at 2017-06-20 17:11
J-minorさん

いいですねぇ この脈々と続くお話し
セッカクですので毎日更新してくださいませm(__)m
朝ドラと同じく読まないと気が済まなくなる気がしてます(^O^)/
Commented by J_minor at 2017-06-20 18:08
おやじさん、こんにちは。

> いいですねぇ この脈々と続くお話し

ありがとうございます。こんなつまらない話に付き合っていただいて。

> セッカクですので毎日更新してくださいませm(__)m
> 朝ドラと同じく読まないと気が済まなくなる気がしてます(^O^)/

いやあ、ネタがぱたりと止まってしまうのが怖くて・・・。
このまま週2ペースで行かせてくださいね♪
Commented by mssumasum at 2017-06-21 04:47 x
個人的にはOM-18QMに
落ち着くと見てるのですが…

しかし…

このまま延々と続いていって
現在販売されているモデル全制覇!
というオチがあったら面白いかも(笑)
Commented by J_minor at 2017-06-21 08:20
mssumasumさん、こんにちは。

> 個人的にはOM-18QMに
> 落ち着くと見てるのですが…

OM-18QM ってことは、CTM OM Style 18 Quilted Mahogany のことですよね?
意外な読みですね。

> このまま延々と続いていって
> 現在販売されているモデル全制覇!
> というオチがあったら面白いかも(笑)

財力があればね(笑)。
ちょっと私の収入と年金じゃ、無理かなあ・・・。
Commented by at 2017-06-21 11:18 x
jmiroさん
何でもそうだと思いますが
手に入れるまでの日々が
楽しい時間ですよね。
僕のOMC28はネック幅が45mmあり
広くて演奏しにくいと思ったこともあります
ネック幅や太さは悩むね。
材料の良さは勉強不足でわかりません。
(;´・ω・)
Commented by J_minor at 2017-06-21 16:50
敏さん、こんにちは。

> 手に入れるまでの日々が楽しい時間ですよね。

そうですね。それを長く楽しみたくて、なかなか買わないのかも?

> 僕のOMC28はネック幅が45mmあり
> 広くて演奏しにくいと思ったこともあります
> ネック幅や太さは悩むね。

45mmは私のフォルヒと同じで少し幅広ですね。
ソロギターをやるには少し幅広の方がいいともいいますが、日本人は手が小さいのだから、それに合わせたサイズの方がいいかも・・・ですね。

> 材料の良さは勉強不足でわかりません。

私も知識で書いているだけです(苦笑)。
自分の耳で分かるようになれば本物ですね。
Commented by まーちょん at 2017-06-21 22:33 x
こんばんは、j_minorさん

おっと!これは全く予想しておりませんでした。
「18」「マホガニー」ばかりマークしてましたから。

ヘリンボーンはカッコいいですよね。


ほんのチョッとの差に30万、50万、100万と出す人もいれば、わかっていて妥協する人もいるでしょうね。

わからないのが一番幸せなのかも?
10本くらいエントリーして総選挙で決めるとか?
Commented by J_minor at 2017-06-22 07:05
まーちょんさん、こんにちは。

> おっと!これは全く予想しておりませんでした。
>「18」「マホガニー」ばかりマークしてましたから。

ま、ころころ変わりますから、男心は(笑)。

> ヘリンボーンはカッコいいですよね。

格好いいですよね~。誰が考えたんでしょうか。

> ほんのチョッとの差に30万、50万、100万と出す人もいれば、わかっていて妥協する人もいるでしょうね。

何処にどのくらいの価値を感じるかですよね。
興味のない人からしたら、「え?木のかたまりになんで何十万も出すの?」でしょうし・・・。

> 10本くらいエントリーして総選挙で決めるとか?

そうしますか(笑)。
Commented by 丸に橘 at 2017-06-25 22:34 x
風邪でダウンしていまして、久しぶりに拝見しました。
うーむ。ここで変化球が来ていますか。
OM-28。
ボディシェイプとしては、一貫性がありますね。
なるほど~。物語としては「起承」と来ているわけですね~。
Commented by J_minor at 2017-06-26 17:27
丸に橘さん、こんにちは。

> 風邪でダウンしていまして、久しぶりに拝見しました。

それはよくないですね。お仕事は大丈夫だったんでしょうか。

> うーむ。ここで変化球が来ていますか。
> OM-28。
> ボディシェイプとしては、一貫性がありますね。
> なるほど~。物語としては「起承」と来ているわけですね~。

起承転結でいうと、起承転転転転転結かもしれません(爆)。


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