2017年 06月 26日

高額ギター購入への長い道のり その9 【 再びクロサワ楽器へ 】

ギター好きの皆さん、こんにちは。Kamakura Guitar の J minor(ジェー・マイナー)です。
ブログ村のアコギ・カテゴリーに参加しています。 現在の順位はこんな感じ です。

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先日新聞を読んでいたら自然葬の記事が載っていました。
うちにはご覧の先祖代々の墓がありますが、その記事に強く引かれました。

だって全ての動物は自然に還るわけですからね。骨壷の中に収められるのなんて、人間と人間に飼われているペットだけです。
一生(?)骨壷の中・・・というのはあまりにも不自然に思われるのです。

そもそも私には子供がいないのだから、お墓を守ってくれる人がいないわけだしね・・・。

呑気に高額ギターのことを書いているようですが、一方で齢(よわい)60ともなると、こうして自分の死後のことを考えたりもします。
だからあと 20年、真剣に生きねば・・・と思っているのだが、はたして俺は今、真剣に生きているのだろうか?

というわけで今回も真剣に(?)高額ギター購入への長い道のりをお届けしたいと思います。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。






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1~2月、何のギターを買うか、本当に私は迷い続けていた。
楽器屋にも時々お邪魔した。

山の方は高尾山のショートコースなどにし、ハイキングのあとに東京に直行したのだ。高尾駅からなら中央線 1本で東京に向かえますからね。

例えば秋葉原にあるイケベ楽器リボレ秋葉原店に行ったりもした。
ここで初めて、前回紹介した Larrivee を見た。4~5本はあったかな?

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2月のある日は、某所にあるクロサワ楽器に向かった(写真はネットに転がっていたもの)。

ただこの日の私はまったくといっていいほど乗りがなかった。
せっかく訪れたのに、お店に入っていく勇気すらないほど「ひどい状態」だった。

ま、私は基本、そんな気弱な人間なんです。

しかし、ふと Martin 売り場を覗いたら、初老の男性がぽつりと立っていた。
それが私を勇気づかせた。
それでどうにか店内に入っていったのだ。

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000-18

初老の男性は 70ぐらいかなあ。自分が 60になってしまうと、もっと上に思えるんだけれどね。
静かに Martin を眺めていました。それも中古のコーナーのそれを見ていた。

こちらも Martin を眺め始めた。彼に背を向けるような形で新品のコーナーのそれをね。

すると意外な事実に気付いた。
あらかじめクロサワのホームページで調べておいたのに、ないはずの 000-18 があり、逆にあるはずの OM-28 が見当たらない。
必ずしもネットの情報と一致しないんだね。

一方初老の男性が、おもむろに近くにいた店員に話しかけ始めた。
しかも店員はアルバイトっぽい若造じゃない。一見店長っぽく見える、ある程度年配の人だ。

店員さんはローズとマホの音色の差を話していた。そこそこ知識のありそうな「できる」店員っぽいではないか。

うう!私も話に参加したい!

そこで遂に思い切って、彼らの話に割り込んだ。「ローズかマホかで迷いますよね」と。

すると初老の男性はそういうことで悩んでいるんじゃなく、自分は去年 Martin を買ったんだそうだ。そしたら奥さんもギターに興味を持ち始めたんで、彼女にために買ってやりたいと思っているようだった。

「いいですねえ、夫婦で Martin なんて!」などと私も彼をおだてるように言う。

まあ彼の方は「そうなんですよ!」って感じでは乗ってこなかったけれどね。
だけど「まんまと」話に加わることができたのは事実だった。

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近くに OM-18 Authentic があった。アディロンダックのトップが美しい!
Martin の場合、GE( Golden Era )にしろ Authentic にしろ、高級機には必ずといっていいほどトップ板にアディロンダック・スプルースが使われている。

私は店員さんに「これはネックが太いですよね?」と尋ねた。
スタンダードシリーズと違って Authentic はネックが太いはずだからだ。

ところがその店員さん、「そうでもないですよ」とか言い、わざわざ一段高い位置にあったそれを下ろして握らせてくれた。
まあ正式にギターを構えたわけじゃないけれども、握った感じからすると確かにそんなに太くは感じられなかった(但しこれはローポジションでの感想だ)。

それよりも店員さんは、最近木材の輸出入が年々厳しくなっていて、ハカランダだけじゃなく、今はマダガスカル・ローズなども厳しくなっている。どんどんそうなっているから、これもじきに10万ぐらい高くなるんじゃないかと話していた。

セールストークかもしれないけれどね。

あと、妙に古いビンテージものを買うと修理にえらく金がかかり、結局は高いものにつく。だから保証の付いたこの Authentic のようなギターを(正規の代理店であるクロサワで)買った方が結局は安上がりになる・・・なんてことも話していた。

このあたりは流石にセールストーク臭さが目立つ感じもしますね(苦笑)。

ただ、以前 Martin の工場に行ったとき、木材置き場は鍵がかかっていて、中に入るときにも一々名前を書かないと入れないほど厳重に管理されていた、という話は興味深かったな。

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あと 000-28EC の中古も薦めてきたなあ。
EC とはエリック・クラプトンのこと。エリック・クラプトンのシグネイチャーモデルですね。

ただそれこそネックが太いはずだ。
これも握らせてもらったけれども、はっきりとしたVネックであることが分かった。

見た目はいい色してたけれど、Vネックで極太じゃ、ソロギターには向かない。
だから個人的には触手が動かなかったのだが、数日で売れてしまった。人気はあるんだな・・・。

そうそう。ローズとマホに関して、「ソロギターにはどちらが合いますか?」と質問したんだっけ。

すると、ローズは音がいつまでも残ってしまう。だからベース音が小刻みに変わる曲などの場合、残響音が邪魔をする場合がある。一方マホは音の切れがいいって話をしてくれた。

まあ、よく聞く話ではあるけれどね。

あと、私がマホに興味を持っていると分かったせいか、普通の 000-18 も「これもいいギターですよ」とか言っていた。
皮肉だなあ。気持ちが OM-28 に行っているときに・・・。

適当なところで「ありがとうございました」と声をかけて店をあとにした。初老の男性にも軽く会釈をして・・・。

店を出たあと、私の心に残っていたのは OM-18 Authentic だった。

「だから 000-28EC と同じで Authentic はネックが太いんじゃないの?」

分かってますよ。「分かっちゃいるけれど、やめられない~♪」って奴ですよ(笑)。
このへんはもう、「理性」じゃなくて、「感情」ですね・・・。

まだまだしつこく続きます。
次回は本丸(?)、クロサワ楽器の Dr.Sound アコギ館に向かいます!
そこそこの覚悟と共に・・・。

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by J_minor | 2017-06-26 20:06 | ギター購入記 | Comments(12)
Commented by Kimi Mac at 2017-06-26 22:27 x
J-minorさんこんばんは。

楽しそうですね~、どのギターを買ってやろうかなんて思ってる時は至福の時間かもしれませんね。
買いたい欲求に負けて適当なところで買ってしまう私のような堪え性のない人間には、
そこまで引っ張るのは神業に思えますww。

ところで80まで生きようと思えば私もあと26年ほど・・。
26歳なんて結婚した歳だなぁ・・・。
あの頃より時間の流れは劇的に早いから、あっという間に死んでしまいそうですな。
そんなに生きられる自信もないけど、しっかり楽しみましょう!
言うことがじじくさいかな?
Commented by J_minor at 2017-06-27 07:58
Kimi Macさん、こんにちは。

> 買いたい欲求に負けて適当なところで買ってしまう私のような堪え性のない人間には、そこまで引っ張るのは神業に思えますww。

優柔不断なんですよ、性格的に。
ギターなんてポンと買って、気に入らなきゃポンと売り飛ばせばいいのにね。
結婚と同じように慎重になる必要、ないのに・・・。

> ところで80まで生きようと思えば私もあと26年ほど・・。

そうか、Kimi Macさんは今54歳か。

> 26歳なんて結婚した歳だなぁ・・・。

あれ?ちゃんと結婚してたんだっけ。そういえば娘さんもいたんでしたね。

> 言うことがじじくさいかな?

まだ50代なら死は意識しないでしょう。私の場合、やっぱ還暦迎えてから、ちょっと意識するようになりましたね。
だから「死ぬ前の最後の贅沢」なんで、お許しを(笑)。
Commented by sasunsasun at 2017-06-27 11:16
J-minorさん

こんにちは!
例のお話しは例のブログにて^^

マーチン やっぱりオーセンティックいいですよね~
なんだろう、かの音の響き方が良いと思うのかなぁと
でも値段が値段だから

ギター買う時ってやはり思い切りですよね
もう欲しい!と思う気持ちが高まれば、
後先考えず買ってしまう!

ええ、後悔することあります(苦笑

でも、ギターって楽器店で弾いた感じと
自宅のいつもの場所で弾いた時と違うんですよね。

ともあれ、この先の展開が楽しみです。

で、店員さんのローズは音がいつまでも残る
これソロギなら大事なポイントなんだけどなぁ

Jさんソロギにはどちらが合います?って聞いたんだったら
基本ローズを勧めそうなものなのに^^

どうせ言うなら音の「重厚さ」か「軽やかさ」か
って言ってくれたら良さそうなものなのに・・・
なんて勝手なこと思ったりしてます(笑
Commented by at 2017-06-27 15:15 x
jmiroさん
セールストークの話は笑った~
僕もjmiroさんのマホの話を
読んでいると
マーチンの~00018が気になりだしたが
貧乏神が家に居る今、買えない。。
Commented by J_minor at 2017-06-27 17:26
おやじさん、こんにちは。

> マーチン やっぱりオーセンティックいいですよね~

いいですね~、何となく。
でもやっぱ、ソロギには向かないんだろうなあ、きっと。

> ギター買う時ってやはり思い切りですよね
> もう欲しい!と思う気持ちが高まれば、
> 後先考えず買ってしまう!
> と
> ええ、後悔することあります(苦笑

そうなんですよね。思い切りも大事なんですよね。
でも後先考えず買ってしまうと後悔・・・も、また真理だったりして。

> でも、ギターって楽器店で弾いた感じと
> 自宅のいつもの場所で弾いた時と違うんですよね。

これもまた問題です(笑)。

> で、店員さんのローズは音がいつまでも残る
> これソロギなら大事なポイントなんだけどなぁ

速い曲などの場合切れ味が悪くて音がかぶってしまう・・・というような意味で言ったんでしょうね、きっと。
Commented by J_minor at 2017-06-27 17:26
敏さん、こんにちは。

> セールストークの話は笑った~

ま、向こうは実際「笑ゥせぇるすまん」だし(笑)。

> 僕もjmiroさんのマホの話を読んでいると
> マーチンの~00018が気になりだした

マホはいいよお。音切れが良くて(笑)。
一家に一台、是非マホのギターを(爆)。

> 貧乏神が家に居る今、買えない。。

マホのギターを買うと、福の神が居つくようになるらしいですよ~。
Commented by 丸に橘 at 2017-06-27 21:30 x
うーむ。Authentic。
どうなんでしょうか。そこまで出すなら、000-45とかOM-45、D-45など、45のスタンダードシリーズにしちゃったほうが絶対いいと思います。
いくらAuthenticと言っても、「45」(たとえスタンダードシリーズでも)を超える材を使っているとは思えません。やはり「45」ですから。
・・・・と思うんですよね。
Commented by J_minor at 2017-06-28 06:00
丸に橘さん、こんにちは。風邪は治りましたか。

> どうなんでしょうか。そこまで出すなら、000-45とかOM-45、D-45など、45のスタンダードシリーズにしちゃったほうが絶対いいと思います。

おっと!丸に橘さんは45シリーズ押しですか!

でも地味な性格の私には45シリーズの派手な装飾が、ちょっと苦手かも(苦笑)。
音には関係ない部分ですけれどね。

にしても1930年製・マーティンOM-45デラックスはすごいですねえ。
ニューヨークで2億円で競売にかけられたとか。
こうなるともうストラディヴァリウスと一緒ですね・・・。
Commented by コン太郎 at 2017-06-28 20:47 x
ギターのローズと、マホ、両方手元に欲しくなりますよね^^
僕の場合はマホばかりなので、次買う時は、ローズ系の側裏板のギターが欲しいかなと思います。
モーリスの南澤さんモデルのS121spやS92は、低音の響きを押さえる?ためにラウンドバックになっていないので、気に入っているギターではあるのですが、迫力がないとは感じます。

しかし、30万円以上のギターがたくさん並んでいると、どんどん感覚がマヒしてきそうですね!
どうせ買うなら40万円のコレでもいいかな~とかw
Commented by mssumasum at 2017-06-29 05:45 x
出音のコントロールがしやすいという意味で
わたしはマホが好きですね
力強く弾いても音が破たんしないし…
連弾でも濁りがなくて扱いやすいです
ドレッドでもバランスが良いと感じます
もし、今度ローズを選ぶなら
サイズの小さいモノを選ぼうと思います
Commented by J_minor at 2017-06-29 08:02
コン太郎さん、こんにちは。

> ギターのローズと、マホ、両方手元に欲しくなりますよね^^

両方手元に欲しくなります(笑)。
丸に橘さんとか、そうされている方も多いですね。

> 僕の場合はマホばかりなので、次買う時は、ローズ系の側裏板のギターが欲しいかなと思います。

そうか!気付かなかったけれども S-92 ってマホでしたっけ。
フォルヒ G23-CRCT を買わずに S-92 を買っていれば、私も最初からマホユーザーだったんですね。

> しかし、30万円以上のギターがたくさん並んでいると、どんどん感覚がマヒしてきそうですね!

悲しいことに現在の私がそのようです(笑)。軍資金ができたこともいけないようでして・・・。
Commented by J_minor at 2017-06-29 08:02
mssumasumさん、こんにちは。

> 出音のコントロールがしやすいという意味でわたしはマホが好きですね

そういえばmssumasumさんも「両方お持ちの方」でしたね。
羨ましい・・・。

> 連弾でも濁りがなくて扱いやすいです

やっぱりそういうイメージがあるのですか。
だったらなおさらmssumasumさんの曲弾くに最適ですね。

> もし、今度ローズを選ぶならサイズの小さいモノを選ぼうと思います

そういえばどたたかも、小型のボディーにはローズが、D にはマホが合うとか言っていた気がしますよ。


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