2017年 07月 21日

高額ギター購入への長い道のり その14 【 今度はフルヤギター 】

ギター好きの皆さん、こんにちは。Kamakura Guitar の J minor(ジェー・マイナー)です。
ブログ村のアコギ・カテゴリーに参加しています。 現在の順位はこんな感じ です。

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横山ギターをきっかけにルシアーさんのギターに興味を持ってしまった私は遂にこんな本を買ってしまった。

ルシアーさんの工房を訪ねたり、ルシアーさんたちの雑談があったり、トーンウッド(って言うんですね、最近)の話がたっぷりと載っていたり・・・とても楽しい本だった。
今まで単純にアディロンダック・スプルース=最強のスプルースだと思っていたのに、そうとは言い切れないことを知ったり、とても勉強になった。

しかしこれがさらなるルシアー地獄に落ちるきっかけになったりもしたのであった・・・。

さて、今回も高額ギター購入への長い道のりを淡々とお届けしたいと思います。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。





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FURUYA GUITAR Model CL Madagascar Rosewood

さて、横山ギターや「アコースティック・ギター作りの匠たち」という本のせいで突如ルシアーもののギターに目覚めてしまった私が次に惹かれたのはこのギターだった。

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「アコースティック・ギター作りの匠たち」(シンコー・ミュージック)より

ほら。前にもちょっと紹介したでしょう。
私が住んでいる鎌倉には古谷武久さんっていうルシアーの方がいるって。その方が作った FURUYA GUITAR(フルヤギター)です。

私は Martin を買ったらこの方にセットアップをお願いするつもりでいた。
その古谷さんのギターが 3月頃 J-Guitar に出ていたのだ。

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FURUYA GUITAR Model CL Madagascar Rosewood

価格は中古でも 486,000円した。新品なら 60万ぐらいだろうか。
サイズは 00 サイズってことで、やや小さい。

ノンカッタウェイなんだけれども、ロゼッタ(サウンドホールの縁の装飾)も美しく、Yokoyama AN-GL よりも絵になっている。
そんなこともあって、ちょっと心が動いた。

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トップはスイスアルパイン "ムーン" スプルース。
ムーンスプルースとは、新月に伐採されたスプルースのことだそうだ。

「新月に伐採?それが何なんだ」と言われそうだが、林業関係者の間では古くから、「新月の頃に伐った木は虫がつかないし、長持ちする」と日本でも、そしてヨーロッパでも言われているという。
こうなると「偶然の一致」じゃないでしょう・・・。

自然界のあらゆるものは太陽と月の影響を受けているからだそうで、あのストラディバリウスも新月の木で作られたと言われているとか・・・。

仮に実際には差がなかったとしても、こういう精神性はいいと、私は思います。

例えば普通のスプルースとムーンスプルースとの価格差が 5万円だったとしますよね?
一生もののギターを手にしたいと思っているのなら、私だったらムーンスプルースのを選ぶと思います。

「一生に一度の結婚式を挙げるなら大安の日に挙げたい」というのと一緒です。
こうして人はつまらないこと(もの)に金を使うのかもしれませんが・・・。


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サイド&バックはマダガスカルローズウッドで、あのハカランダの代替材としても注目されている木材の一つだ。希少性も高い。

ちなみに古谷さんは大屋建さん、松田倫宏さんらの出身校として知られるロバート・ベン・スクールを修了し、あのアーヴィン・ソモギ氏が主宰する短期セミナーを経て、2007年から我が鎌倉に自身の工房を開いた方です。

そしてこのギターは「単音弾きやフィンガースタイル主体のプレイヤーには最高に扱いやすいギター」と紹介されていた。
まさに私が求めているギターだった。

Martin の Authentic や GE もいいけれども、それらはいずれも戦前の Martin ギターを再現したもの。

たしか新岡さんがこんなことを述べていた。

昔はローポジでコードを押さえて弾くという奏法がメインだったため、昔のギターはハイポジでの演奏のことを考えて作られていないと。

なるほど!
そういえば Authentic はネックが太いことで有名だが、ローポジでコードを押さえて弾くだけだったら多少ネックが太くても関係ない。ハイポジに行けばいくほど弾きにくくなっても、あまり関係ない。

一方ソロギターのようにハイポジも多用する奏法の場合、ローポジからハイポジまで全てが弾きやすくないと困る・・・。

ソロギターしか弾かない私が求めているギターは、やはり Authentic やビンテージものの Martin じゃない。この手のフィンガースタイル向きに作られているギターだ!
これこそが私の求めていたギターだ!

ただこのギター、ネック幅が 43mmだった。44.5mmの S.Yairi YD-306 と 45mmのフォルヒ G23-CRCT しか知らない私には未知の世界だ。

一番の問題だったのがこの個体が出品されていたのが大阪の三木楽器だったこと。
まさか大阪まで試奏しにいくわけにもいかない。試奏もせずにこんな高額のギターを買う勇気は・・・ない。

そんなわけで泣く泣くこのギターをあきらめた私だった・・・。

(つづく・・・)


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by J_minor | 2017-07-21 17:11 | ギター購入記 | Comments(8)
Commented by コン太郎 at 2017-07-21 17:35 x
>そしてこのギターは「単音弾きやフィンガースタイル主体のプレイヤーには最高に扱いやすいギター」と紹介されていた。

あ~なんか、僕もそう宣伝されると弱いです、コロッと傾きます^^
Commented by J_minor at 2017-07-21 18:26
コン太郎さん、こんにちは。

> >そしてこのギターは「単音弾きやフィンガースタイル主体のプレイヤーには最高に扱いやすいギター」と紹介されていた。

> あ~なんか、僕もそう宣伝されると弱いです、コロッと傾きます^^

ムーンスプルースとか、最高に扱いやすいギターとか言われちゃうと、コロッと傾きそうですよね。
もうちょい価格が手ごろなら、試奏せずとも買っていたかも???
Commented by 丸に橘 at 2017-07-22 06:53 x
以前も書いたような気がしますが、うらやしいですね。近くに制作家の工房があるというのは。
私なら、入り浸っちゃうかもしれません。(笑)
でも、折角近くにあるのでしたら、直接注文した方が「お付き合い」としてはいいですよね。
オーダーメイドのギター、憧れます。
Commented by sasunsasun at 2017-07-22 10:30
J-mionrさん

こんにちは!

Furuyaギター♪ 件のギターが最近の古谷さんの作られた中で
バランス、音の出方が一番良かったものかと記憶しております。
直ぐに売ってしまわれる方がおられるんですね
どんどん買い替えられる財力のある方がうらやましくもあったり^^
おっしゃるようにこのギターネックが43㎜ですからソロギには少し狭い?かも
かと言って伴奏用に使うにはもったいない。
44㎜であがっていたらソロギ向けだったかもしれませんね。
古谷さんの作られるギターはどちらかと言うと使い手が使い方を選んで
というバーサタイルなギターがメインのような気がいたします。

そうそう、古谷さん英語が堪能な方なので、ロバートベンにおられた頃、
同時期にロバートベンで学んでいた日本人の方から授業の内容が
英語なので分からないって方も多くて分かりやすく教えてくれって頼まれていたとか^^
ロバートベンは基本的なギターの組み立て方は教えてくれるけれど
ルシアーさんの肝、音作りは授業内容に含まれていないらしいですね。
そんなわけで卒業後著名なルシアーさんの所に修行にでられて
それから独立される道を選ばれる方が多いとか聞きました。
ルシアーギターって作り手の思いが深い分、音も個性的。
もちろん操作性もそれぞれですので自分にジャストフィットするギターに出会えたら
それはとても幸せなことだと思います(^O^)/


Commented by J_minor at 2017-07-22 19:31
丸に橘さん、こんにちは。

> 以前も書いたような気がしますが、うらやしいですね。近くに制作家の工房があるというのは。

本当に私もつい最近まで知らなかったですからねえ・・・。

> 私なら、入り浸っちゃうかもしれません。(笑)

入り浸りたいですねえ。まあ私はシャイであれですが(笑)。

> でも、折角近くにあるのでしたら、直接注文した方が「お付き合い」としてはいいですよね。
> オーダーメイドのギター、憧れます。

本当ですよね。
で、次の方も「近くの制作家の方」なんです・・・。
Commented by J_minor at 2017-07-22 19:32
おやじさん、こんにちは。

> Furuyaギター♪ 件のギターが最近の古谷さんの作られた中で
> バランス、音の出方が一番良かったものかと記憶しております。

ですよね~。おやじさんはこのギター、弾かれたんですものね。

> おっしゃるようにこのギターネックが43㎜ですからソロギには少し狭い?かも
> 44㎜であがっていたらソロギ向けだったかもしれませんね。

そうなんですよね。43mmっていう部分に、ちょっと引っかかりました。
でも手の小さな方だったら、ベストだったかもしれませんね。

> そうそう、古谷さん英語が堪能な方なので・・・

よくこんなことまで知ってますねえ。流石はおやじさんです。

> ロバートベンは基本的なギターの組み立て方は教えてくれるけれど
> ルシアーさんの肝、音作りは授業内容に含まれていないらしいですね。

なるほどねえ。そうなんですか。

> ルシアーギターって作り手の思いが深い分、音も個性的。
もちろん操作性もそれぞれですので自分にジャストフィットするギターに出会> えたらそれはとても幸せなことだと思います(^O^)/

ですよね。こうなると「出会い」ってとても大事ですよね。
Commented by at 2017-07-24 13:29 x
jmiroさん
古谷武久さん、初めて知りました。
同じ鎌倉に工房があるのですか
一度見学に行ってみては?
そしてお土産にギターを買ってきては?
どんな音がするのか聞いてみたいですね。
次はどのルシアーさんの話かな?
楽しみです。
Commented by J_minor at 2017-07-24 17:33
敏さん、こんにちは。

> 古谷武久さん、初めて知りました。

私だって知ったのは、わりと最近ですよ。

> 同じ鎌倉に工房があるのですか

そうなんです。もっとも、私が住んでいる北鎌倉からは結構遠いですけれどね。

> 一度見学に行ってみては?
> そしてお土産にギターを買ってきては?

良いアイデアですね。
でもどうやら、あまりルシアーさんのところにはギターはないようです。
すぐにショップに行ってしまうか売ってしまうからです。

> 次はどのルシアーさんの話かな?
> 楽しみです

徐々に色々登場しますよ♪


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