2018年 03月 09日

高額ギター購入への道 小川町のブルージーさんに行く

ギター好きの皆さん、こんにちは。Kamakura Guitar の J minor(ジェー・マイナー)です。

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というわけで伊藤賢一さんのギター教室に通う決心をした私だが、年末にフォルヒ G23-CRCT を手放してしまったため、ギターといえば 40年前に購入したこの S.Yairi YD-306 しかない。
そんなわけで再び高額ギター購入欲がふつふつと湧き上がってきていた。

というわけで今回は久しぶりに「高額ギター購入への道」です。
よろしかったら、続きをどうぞ。




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さて、じつは先月伊藤賢一さんのギター教室を終えたあとの話のこと・・・。

JR御茶ノ水駅から歩き始めた私は駿河台下交差点に立っていた。
この交差点の近くの何処かのビルに、ドルフィンさんなどと同様に高額のギターを沢山取り扱っているブルージーコーポレーションさんがある。

あるはずなんだけれども、場所をメモしてくるのを忘れていた・・・。
これは無理か・・・。

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・・・とあきらめかけたころ、ご覧の看板を発見!
Blue-G ACOUSTIC GUITARS と書いてあった!よし!

しかしビルはちょっと古めかしいビルで、入りにくいイメージがあった。しかも「 HERE!! 5F 」って 5階にあるのかよ。なおさら入りにくいではないですか。

若干ビビりながらも奥にあった小さなエレベーターでその 5階に上がる。
店内に入ると、正面に大きな窓があり、地下にあったホーボーズさんと違ってとても明るいイメージだった。

すぐに「いらっしゃいませ」と声をかけられた。
お客さんはゼロだった。お店の人は 2人だったはず。1人は明るい窓際でパソコンに向かってキーボードを熱心にたたいていた。

店内には沢山の高額のギターが置いてあった。Martin は無論のこと、Greven や Ogino guitars などの高級品がゴロゴロ置いてあった。

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(画像はブルージーさんのをお借りしてます)

そんな中にこれがあった。Water Road Arte Cutaway である。
皆さんご存じだろうとは思うが、本業が水道工事業だという増田明夫さんが作ったギターだ。

じつはこのギターには結構前から注目していた。
で、ネットでいろいろ探っていたら、「増田さんのギターはダークな音がする」という評価があった。

「ダークな音」っていうイメージ、いいではないですか!暗い私にぴったりだ(笑)。

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ま、それはともかく、Water Road といえば岸部眞明さん、渡辺香津美さんを筆頭に、多くのギタリストが愛用していることで有名だ。

私の場合でいえば、やはり岸部眞明さんの印象がとても強い。
これは岸部さんが「花」を演奏しているときの動画から切り取った画像だが、使用しているギターは Water Road である。

そして多くの有名ギタリストが愛用しているってこともあって、今ではなかなかに入手困難なギターになっている。
それに入手できたとしても新品では楽に 80万以上はしてしまうから、おいそれと買えるもんじゃなかったりしています。

ところがこれは中古。何とかぎりぎり手の届く価格で売っていた。
まあそれでも 561,600円はするんですけれどね・・・。

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私が想像していたよりも、更に小さいイメージだった。OM 以下って感じだ。
これはむしろ望むところだった。何しろクラギの K.Yairi GF-7 の大きさにも慣れてしまった私ですからね。

ただ少し傷が目立っていた。
じつはネットの情報にも「TOPに打痕がいくつかあります」とは書いてあったから覚悟はしていたんだけれどね・・・。

う~ん。これはちょい残念かなあ・・・。

それでもじっと眺めていたら、そのうちに店員さんが声をかけてきた。「何か気になるギターがありますか?」って感じで。

そこで「これが気になったんですけれども」と Water Road Arte Cutaway を指さし、「ちょっと弾かせてもらえますか?」とお願いした。

中央にソファーがあり、そこが試奏場所だった。条件はいいね。

準備しているときだったか、「伊藤先生ってよく来られます?」と話しかけた。
すると彼も伊藤先生のことはちゃんと知っていて、よく来るってことだった。

だから「実は生徒なんですよ」ってことも打ち明けた。

更に「あの方の場合メインは決まってますからね」と店員さん。例の大屋ギターのことだな。
逆にサブの方は、わりとよく変わるようでもあった。そういえば M.J.Franks もここで衝動買いしたと言っていたような・・・。

ここまでいい流れでしょう?フレンドリーな感じで・・・。

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準備が終わり、チューニングを終えたギターが手渡される。
「カポを着けてもいいですか?」と尋ねたら OK で、向こうのを貸してくれた。

そこで 2カポにして Ed Gerhard さんの「The Water Is Wide」を弾いてみた。
って、ちゃんと譜面を見ながら弾いたわりにはあまりうまく弾けなかった。もっと練習しておくべきだったな。
「SWEET MEMORIES」もちょい弾いてみたが、なおさら弾けないしね。

ま、それはともかく、ギターの印象は悪くなかった。
いや、とてもよかった!

まずは音の印象がいい。C でぽろろんと弾いただけで、去年試奏したギターには感じなかった音のよさをはっきりと感じた。

じつはこのギターの裏はマホガニー。
伊藤先生の M.J.Franks もマホガニーだった。
やっぱり私はマホの音が好きなのかもしれない。

といっても、もろにマホの音って感じじゃなくてローズに近いイメージがあった。
いずれにしても、こうして試奏して音のよさを感じたのって、私の場合ほとんどないのだから、“画期的” といってもいいのかもしれない!

まあ私の耳なんぞ、皆さんご存じのとおりたいしたことはない。飽くまで感覚的なものだ。
しかし感覚であろうと三角であろうと、「いい」と感じたことに間違いはない。

こういう「直感」的なものはとても大切だ。「恋」は理屈じゃないですからね。

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あとネックがいい。ネットの評判どおり、薄い。それも思っていた以上に薄い。
40年間愛用している S.Yairi YD-306 以上に薄いネックに初めて接した気がする。

ただ幅はわりとある。
ちゃんと定規も持っていってあったから測ったら、ナットで 45mm、5フレットで 50mmほどあった。
最近の日本人のルシアーさんのギターはナット幅が 44mmのものが多いから、やや幅はある方だろう。

しかし薄いから気にならない。
いいネックですよ!

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音もいい。ネックもいい。文句ない・・・ってことになる。

でも個人的にはやはり傷が気になった。
このあたり、何処まで許容するかは人それぞれなわけだが、ちょっと私の許容範囲を超えている感じがあった。

まあ私にとっては唯一の高額ギターになるわけですからね・・・。

しばらくしてから店員さんに「いいギターですね」とお返しした。ネックもすごくいいってことも伝えた。

「ただ結構傷は目立ちますね」

それは 2度言ったかもしれない。

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店員さん、これだけのキルテッドマホガニーはなかなかない、増田さんはこういう板を沢山持っている、というようなことを言ってきた。
確かに裏のキルテッドマホガニーは神がかって美しかった。こんなの滅多にお目にかかれるものではない。

でも私にはどうしても傷が気になってしまった。

それでも念のために最後に「お値引きの方は多少期待できます?」と尋ねたら、「こちらはちょっと・・・」と素っ気なく言われてしまった。

つまり値引くことはできなってことですねえ・・・。
増田さんのギターは人気がある。値引かなくても十分売れるってことなのかもしれない。

帰るときになって店員さんが名刺をくれた。「販売スタッフ」のMさんという方だった。
私の方も出ていくときに丁寧に「ありがとうございました」とお礼を言った・・・。

今でもこのギター、未練があります。
もうちょっと傷が目立たなかったら、間違いなく買っていたと思いますよ。

お金は持っていたのだから・・・。

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by J_minor | 2018-03-09 07:59 | ギター購入記 | Comments(14)
Commented by shibashiba64 at 2018-03-09 11:48
J minorさん、こんにちは。
しばしばです。

Water Road Arte Cutawayですね。
それもこのArteは2012なので自分のArteと同じ生まれです。
自分のはサイドバックがハワイアンコアなのでマホとローズの中間的な音なのですが、ネックはきっと同じくかなり薄いです・・・
ナット幅は44mmなのですが薄いので43mmのような感じがします。
でもこの増田さんのギターは軽くてサイズも体にフィットして弾き易いです。
Arteを自分のブログにあげているので時間がある時にでも覗いて下さいね。
Commented by at 2018-03-09 12:03 x
Jminorさん
Water Road ですか
そういう良いギターに触れて
確かめて買えるなんていいな
また、ギター購入ストーリが楽しみです。
Commented by sasunsasun at 2018-03-09 13:34
J-minorさん
こんにちは!
待ってましたブログ更新(^O^)/
やっぱりレッスン受けるのに1本ソロギ用
欲しいですよね。
水道屋さんのギターも個性的なサウンド
変な癖がないのでPUの音がまた良しでしょうか。
せっかくの高額ギター購入ですから、もういろんな
ギターを弾き倒してみて下さい。
自身の好みの音と出音がマッチすればもう決まりですね!
Commented by J_minor at 2018-03-09 18:07
しばしばさん、こんにちは。

> このArteは2012なので自分のArteと同じ生まれです。

あらまあ!しばしばさんは Water Road Arte までお持ちでしたか!

> 自分のはサイドバックがハワイアンコアなのでマホとローズの中間的な音なのですが、ネックはきっと同じくかなり薄いです・・・
> ナット幅は44mmなのですが薄いので43mmのような感じがします。

やっぱそうですよね。薄いせいで幅も狭く感じられますよね。

> この増田さんのギターは軽くてサイズも体にフィットして弾き易いです。

そんなこと言われると、やっぱりほしくなるな~。

> Arteを自分のブログにあげているので時間がある時にでも覗いて下さいね。

あとでお邪魔いたします。
Commented by J_minor at 2018-03-09 18:09
敏さん、こんにちは。

> Water Road ですか
> そういう良いギターに触れて
> 確かめて買えるなんていいな

確かに東京に比較的近い所に住んでいるというお陰ですものねえ。

> また、ギター購入ストーリが楽しみです。

ありがとうございます!
早くほしいんだけれどなあ~。
Commented by J_minor at 2018-03-09 18:11
おやじさん、こんにちは。

> やっぱりレッスン受けるのに1本ソロギ用
> 欲しいですよね。

ですね~。S.Yairi YD-306 だけじゃ、寂しいです(笑)。

> 水道屋さんのギターも個性的なサウンド

その微妙な個性の差まで分かる耳がほしかったですよ。

> せっかくの高額ギター購入ですから、もういろんな
> ギターを弾き倒してみて下さい。
> 自身の好みの音と出音がマッチすればもう決まりですね!

はい。
あとはもう直感といおうか、感覚的なものに頼るしかないですね~。
Commented by JIN at 2018-03-10 08:59 x
こんにちわ^^
増田さんのギターは 昨年の大阪で開催されたサウンドメッセで
弾いたことあります。ハカランダらしいパリッとした音でした。
私のイメージでは決して「ダーク」ではなかったですが 音の輪郭のはっきりしたギターが
彼の特徴のような気がします。
荻野くんのギターは深みがありますが中古市場には、出たことないです。
まぁ本数も少ないということもありますが ・・・・
荻野くん自身「中古いずれ出るかなぁ」なんて気にしてましたけど(笑)
試奏されていい出会いがあればいいですね^^
Commented by J_minor at 2018-03-10 17:48
JINさん、こんにちは。

> 増田さんのギターは 昨年の大阪で開催されたサウンドメッセで
> 弾いたことあります。ハカランダらしいパリッとした音でした。

おっと!そうでしたか。

> 私のイメージでは決して「ダーク」ではなかったですが音の輪郭のはっきりしたギターが彼の特徴のような気がします。

なるほど。参考になります。
ちなみに「ダーク」というイメージは mixi の Water Road スレにあったんです。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=29006&id=46720011

> 荻野くんのギターは深みがありますが中古市場には、出たことないです。
> まぁ本数も少ないということもありますが ・・・・

荻野さんのギターは新品だと楽に百万を超えてしまって、ちょっと手が出ない存在だったりして(苦笑)。

> 荻野くん自身「中古いずれ出るかなぁ」なんて気にしてましたけど(笑)

それこそ中古でも出ないと無理そうですね~。
Commented by ayoko at 2018-03-10 22:31 x
バックの模様、素敵じゃないですか^^
何回も会いに行って、会ったら、またちょっとためらって、また行って、
としてるうちに「連れて帰って」って、ギターが話しかけてきたら
ギターのほうだってJ-minorさんを運命の人だって思ってるんですよ^^

中古で傷だらけは、お互いさま^^なあんて。 失礼しましたあ^^
Commented by J_minor at 2018-03-11 08:28
ayokoさん、こんにちは。

> バックの模様、素敵じゃないですか^^

そうなんですよ!滅多にないでしょ、この柄は!

> 何回も会いに行って、会ったら、またちょっとためらって、また行って、
> としてるうちに「連れて帰って」って、ギターが話しかけてきたら
> ギターのほうだってJ-minorさんを運命の人だって思ってるんですよ^^

なるほどねえ!そうかもしれませんね。

> 中古で傷だらけは、お互いさま^^なあんて。 失礼しましたあ^^

わっはっは!ごもっともです!
Commented by コン太郎 at 2018-03-11 11:31 x
Jminorさん、こんにちわ。
ウォーターロードいいですね。岸辺さんが使っているので、僕も興味深々です。
水道屋さんなのに、ハカランダとかどうやって仕入れているか不思議ですね。

写真で見ると、大きな傷は見えませんが、「これは無理!!」という傷は、いつまでも気になるかもしれませんよね。

自分でコツった傷とか、倒した際の傷とかなら、まったく平気なのですがね~。

Jminorさんに、触発されてこちらも高額ギターを買う事(オーダーですが)になりそうですが、さてさてどちらが先に手にするでしょうかね^^

いざ頼む、買う段階になると、本当にこれでいいのか悩みますよね。40万円あったら、よほどの高級ギター以外は選択肢に入りますからね~。
Commented by J_minor at 2018-03-11 17:13
コン太郎さん、こんにちは。

> ウォーターロードいいですね。岸辺さんが使っているので、僕も興味深々です。

もうベテランのルシアーさんですね。

> 水道屋さんなのに、ハカランダとかどうやって仕入れているか不思議ですね。

増田さんは材木フェチとしても知られているみたいですよ。

> 写真で見ると、大きな傷は見えませんが、「これは無理!!」という傷は、いつまでも気になるかもしれませんよね。

あれは多分、新品のときの写真だと思いますよ。ちょっとずるいけどね(笑)。

> Jminorさんに、触発されてこちらも高額ギターを買う事(オーダーですが)になりそうですが、さてさてどちらが先に手にするでしょうかね^^

多分そっちの方が早そうですね。
こっちはなかなか決心付かずに、迷ってばかりです。
Commented by 丸に橘 at 2018-03-19 07:07 x
なるほど、傷ですか。
結局、その傷分は既に値引きしてある、ということなのでしょうね。
私は、割れ以外はあまり気にしないですね。
ただ、雰囲気に水を差すような傷は嫌ですけど。
また新しい「道」の始まりですね。
期待しています!
Commented by J_minor at 2018-03-19 17:49
丸に橘さん、こんにちは。

> なるほど、傷ですか。

そうなんです。ちょっと目立っていたもんで・・・。

> 結局、その傷分は既に値引きしてある、ということなのでしょうね。

そうでしょうねえ。これでニアミント状態なら、もう5万ほど高かったかも・・・。

> また新しい「道」の始まりですね。
> 期待しています!

すいません。いつまでもだらだらと・・・。
いくらなんでも夏までには結論が出ると思います。


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